評論の考え方
音楽を評価することに、
正解はありません。
音楽を聴いて感じることは、人それぞれです。
ある人にとって最高の一曲が、別の人にはそれほど響かないこともあります。
ポピ論は、その違いをなくすためのサイトではありません。
むしろ、その違いを見えるようにするために、楽曲を評価します。
点数は、音楽の価値を決める答えではなく、その曲をどう聴いたのかを表すひとつの方法です。
5つの視点から、楽曲を見る。
ひとつの点数だけでは、その曲のどこに魅力を感じたのかまでは分かりません。
ポピ論では、楽曲を5つの視点に分けて評価します。
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25 点
音楽性
メロディ、ハーモニー、リズム、構成。
曲そのものが、どれだけ魅力的にできているか。
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25 点
サウンド
演奏、ボーカル、アレンジ、ミックス、音色。
その楽曲が、実際にどのような音として鳴っているか。
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20 点
独創性
アイデア、表現、新しさ。
その曲にしかない発想や個性があるか。
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15 点
キャッチーさ
覚えやすさ、親しみやすさ、もう一度聴きたくなる力。
音楽が自然に耳へ残る力を見ます。
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15 点
歴史的意義
時代やシーンへの影響、その後の音楽に残したもの。
その曲が音楽の流れの中で持つ意味を見ます。
5つに分けることで、
「良い曲だった。」
だけでは見えなかった、その曲の強さや個性が見えてきます。
100点は、「完璧」という意味ではない。
完璧さではなく、5つの視点から見た評価。
ポピ論の総合評価は100点満点です。
けれど、100点は「欠点がひとつもない曲」という意味ではありません。
音楽には、数字では割り切れない魅力があります。
少し歪んだ演奏。
荒い音。
変わった構成。
聴く人を選ぶ表現。
そうしたものが、その曲を特別にしていることもあります。
ポピ論における100点は、「5つの視点から見たとき、極めて高く評価できる楽曲」という意味です。
点数は精密な測定値ではありません。
音楽について考え、比べ、言葉にするための共通のものさしです。
同じ80点でも、まったく違う。
たとえば、同じ80点の楽曲が2曲あったとします。
一方は、音楽性とサウンドが非常に高く、独創性や歴史的意義は控えめ。
もう一方は、荒削りでも、圧倒的な独創性と歴史的意義を持っている。
総合点は同じ80点でも、その中身はまったく違います。
だからポピ論では、総合点だけでなく5つの評価軸を表示します。
「何点だったか。」
だけではなく、
「なぜ、その点数なのか。」
そこを見ることで、音楽の個性がもっと見えてきます。
POPIRON SCOREは、正解ではない。
POPIRON SCOREは、ポピ論による評論評価です。
同じ基準を使い続けることで、異なる時代やジャンルの楽曲をひとつの視点から比較できるようにしています。
ただし、その点数が音楽の絶対的な価値を決めるわけではありません。
評価には、必ず視点があります。
だからポピ論には、USER SCOREもあります。
POPIRON SCORE
ひとつの継続した評論視点
USER SCORE
聴き手それぞれの視点
ポピ論の評価。
あなたの評価。
ほかの人の評価。
それらが一致する必要はありません。
違いがあるからこそ、「自分はこの曲の何が好きなのか。」を考えるきっかけになります。
短い言葉でも、評論になる。
評論というと、長い文章を書くものだと思うかもしれません。
でも、
- 「ベースが気持ちいい。」
- 「サビは好きだけど、音が少し重い。」
- 「昔の曲なのに、今聴いても新しい。」
それだけでも、その人が音楽のどこを聴いたのかは伝わります。
大切なのは、難しい言葉を使うことではありません。
自分が感じたことを、自分の言葉で残すこと。
ポピ論では、その短い視点も評論のひとつだと考えています。
まずは、好きな曲から。
評価の基準を、最初から完璧に理解する必要はありません。
好きな曲をひとつ開いて、
5つのスライダーを動かしてみる。
ほかの人の評価と比べてみる。
短い言葉を残してみる。
それだけで十分です。
評価して、聴き直して、また少し違って聴こえる。
そこから、ポピ論は始まります。